
かみ合わせ治療
かみ合わせ治療
歯ぎしりなどで著しく歯がすりへると、噛む力は上昇し歯への負担が増す一方、噛む効率はおおきく低下します。
顎関節は、滑車のように滑る役割をしており、かみ合わせによる上下にかかる力、頭と体の姿勢制御にかかる垂直的な力を支えるのには不向きなため、顎関節のさまざまな症状をひきおこします。
当院のかみ合わせ治療は、複数本の歯に補綴治療(歯の周囲を削り冠をかぶせる治療)をおこなうことにより、上下の歯の高さや形態を回復し、顎関節への負担を軽減し、効率よく噛めるようにします。
その際、歯の欠損をおぎなうインプラント治療と併用することもあります。
また、歯並びの乱れが悪いときには、矯正治療をおすすめしています。
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お顔の情報を咬合器に付与する
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診断用ワックスアップから仮歯を作成する
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噛み合わせとは、上下の歯が接触する状態のことをいいます。 正しい噛み合わせは、食事の際に力をバランスよく分散し、歯や顎、全身に余計な負担をかけないよう守ってくれています。 しかし、噛み合わせが悪くなると、一部の歯や顎関節に大きな負荷がかかるだけでなく、口腔内や全身の健康にも影響が及ぶことがあります。
噛み合わせが乱れると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。
噛み合わせが乱れる原因には、さまざまなものがあります。代表的な例は次のとおりです。
これらの原因により、少しずつ歯が動き、長い年月をかけて噛み合わせの乱れが進行していきます。 すぐに症状が出るわけではないため、「なんとなく調子が悪い」と感じていても、原因が噛み合わせにあると気づかないケースも珍しくありません。
当院では、噛み合わせ(咬合)と顎関節の状態を丁寧に診査し、必要に応じて矯正治療や咬合調整などをご提案しています。 まずは今の噛み合わせの状態を正しく知ることが大切です。
良い咬合とは、左右の顎関節にずれがなく、正しい位置で奥歯・前歯ともにバランスよく噛み合っている状態を指します。 理想的な噛み合わせの目安としては、
といった点が挙げられます。 このような咬合ができていると、噛む力を効率よく分散でき、歯や顎、全身への負担を最小限に抑えることができます。
噛み合わせ(咬合)が悪いと、以下のような症状が現れることがあります。
噛み合わせは単に「歯」や「顎」だけの問題ではなく、全身のコンディションに深く関わっています。
「咬合」とひとことで言っても、実は世界中でさまざまな理論が存在しています。 つまり、理想的な噛み合わせの形は一つではなく、患者さまそれぞれにとっての「良い噛み合わせ」があります。大切なのは、まずご自身の現在の噛み合わせ(咬合)がどのような状態かを知ること。その上で、必要に応じた診断・治療を行っていくことが重要です。
当院では、専門的な診査・診断に基づき、一人ひとりに合わせた噛み合わせのケアを行っています。「なんとなく噛みにくい」「顎や肩が疲れる」など、気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。