むし歯治療|小野市王子町のおうじクローバー歯科

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むし歯治療

むし歯治療|小野市王子町のおうじクローバー歯科

むし歯治療が必要な理由

頬をおさえている様子

1.むし歯の進行を防ぐため

初期段階のむし歯はエナメル質の表面に限られているため、適切な治療を施すことで進行を防ぐことができます。放置すると、むし歯は歯の内部へ進み、象牙質や神経にまで達してしまいます。これにより、痛みが激しくなり、治療がより複雑で費用もかさむことになります。

2.歯の機能を保つため

歯は食べ物を噛む役割だけでなく、発音や顔の形を保つためにも重要です。むし歯が進行し、歯を失うと、噛む力が弱まり、食べ物を十分に噛むことが難しくなります。また、歯を失うと顎の骨が萎縮する恐れがあり、顔の輪郭が変わる可能性もあります。

3.感染の拡大を防ぐため

むし歯は細菌による感染症です。治療せずに放置すると、感染が広がり、歯茎や顎の骨に影響を与える可能性があります。最悪の場合、細菌が血流に乗って全身に広がり、心臓やその他の臓器に悪影響を及ぼすこともあります。したがって、早期にむし歯を治療することは、全身の健康を守るうえで重要です。

4.生活の質を向上させるため

むし歯による痛みや不快感は、食事や会話、睡眠に悪影響を与えることがあります。治療によってこれらの問題を解消し、快適な生活を取り戻すことができます。また、口の健康が改善されることで、自信を持って笑顔を見せられるようになります。

5.歯の美観を保つため

むし歯は見た目にも影響を与えます。前歯にむし歯ができると、黒ずんだり欠けたりして、笑顔に自信が持てなくなることがあります。適切な治療を受けることで、歯の美観を取り戻し、健康的な見た目を保つことが可能です。

むし歯の原因

歯垢(プラーク)に含まれる細菌(ミュータンス菌)は糖分やタンパク質を分解します。これがむし歯の原因です。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かしてむし歯を作ります。
歯みがきをしていなかったり、甘いものをたくさん食べているのにむし歯がない人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻してくれる働きを持つ「だ液」の力が強い人です。

むし歯は、以下の3つの要素が原因であると言われています。

1.歯質

歯質は一人一人異なり、むし歯になりやすいかどうかを左右します。歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促進するフッ化物を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることが効果的です。

2.細菌

キシリトールやフッ化物には、むし歯の原因となる細菌の活動を抑える働きがあります。これらを活用したり、歯科医院でのメンテナンスで歯垢(プラーク)を除去しましょう。

3.糖分

糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、むし歯になりやすい状態になります。間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送ることを心がけましょう。

むし歯はこうして進行します

C1初期のむし歯

C1初期のむし歯

歯の表面はエナメル質で覆われており、むし歯はまずエナメル質に発生します。エナメル質がむし歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。むし歯は上の歯と下の歯の噛み合せの部分や、歯と歯の間などに発生しやすく、この段階ではまだほとんど痛みはありません。

C2歯の内部まで進行したむし歯

C2歯の内部まで進行したむし歯

エナメル質の内側には象牙質がありますが、むし歯が象牙質まで進むとむし歯の部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に歯が痛むことがあります。

C3神経まで進行したむし歯

C3神経まで進行したむし歯

歯の表面はエナメル質で覆われており、むし歯はまずエナメル質に発生します。エナメル質がむし歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。むし歯は上の歯と下の歯の噛み合せの部分や、歯と歯の間などに発生しやすく、この段階ではまだほとんど痛みはありません。

C4歯の根(歯質)が失われた歯

C4歯の根(歯質)が失われた歯

むし歯によって歯の上の部分がほとんど溶けてしまい、歯の根に当たる歯根までむし歯が進行した状態を残根といいます。このような歯の根だけ残った部分の先端、すなわち歯槽骨(しそうこつ)の中に膿の袋ができることがあります。この膿の袋が炎症を腫れてきます。ここまで進むと歯を抜かざるをえなくなる場合が多くなります。

歯の根管治療について

根管治療とは

むし歯が進行すると、歯の神経や血管まで達して歯髄炎という強い痛みを伴った炎症を引き起こします。強い痛みが出た後、やがて歯の神経や血管が死んでしまうと一旦痛みは和らぎますが、さらにむし歯菌の感染が歯髄全体から歯根にまで及ぶと歯根周囲の骨が炎症により膿がたまり溶けていきます。これを根尖性歯周炎と呼び、歯茎の腫れや違和感を伴った鈍い痛みを感じます。
根管治療(歯内療法)はむし歯菌などによって冒された神経や血管を取り除き、根管内部をきれいに洗浄、消毒して根管充填材という薬剤を使用して根管を緊密に封鎖することで、再感染を防ぎ、骨の治癒を促し、再び噛めるようにする治療です。

根管治療の目的

歯髄の炎症や感染の主な原因は深いむし歯、歯の亀裂、外傷などがあります。炎症や感染をそのまま放置しておくと、歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がったり、歯肉が腫れたりします。
場合によってはリンパ節が腫れたり発熱したりと全身的にも影響が出ることもあります。
根管治療によって、これらの症状の軽減や治癒、予防ができます。根管治療では、痛んだ歯髄を除去して、根管を注意深く清掃し、再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。
このように歯髄を除去する治療法を抜髄と呼びます。以前に根管治療が終了している根が再び感染してしまった場合にも、根管治療が行われます。この場合の治療法は、感染根管治療と呼ばれます。

根管治療の目的

  1. 感染物質を除去し
  2. 根管内を清掃し、洗浄消毒して無菌化を目指す
  3. 再度の感染を防ぐため緊密に封鎖する
  4. しっかりした土台、被せが入るための形態の付与

根管治療の流れ

根管治療の流れ

精密な根管治療のために

  • 精密な根管治療のために01
  • 精密な根管治療のために02

1.ニッケルチタンファイルを使用しています

  • ニッケルチタンファイルを使用しています01
  • ニッケルチタンファイルを使用しています02

当院では従来のステンレス製より優れた特性を持ったニッケルチタンファイルをすべての治療で使用しております。ニッケルチタンファイルは柔軟性に優れており、根管の複雑な湾曲にも追従するため、根管を必要以上に傷つけることなく、よりしっかりと清掃することができるようになります。

2.CTやルーペを使用してより根の形状を把握しやすく

CTやルーペを使用してより根の形状を把握しやすく01

歯の根は細く複雑に曲がっており、デンタルレントゲン写真だけでは複雑な分岐や根の形態を3次元的に把握するのはとても難しいと言えます。当院ではCTやルーペを使用して複雑な根の形態をできるだけ見やすく丁寧な治療を心がけております。また、治療中に口腔内に唾液中の細菌が入らないように十分配慮しながら治療しております。

  • CTやルーペを使用してより根の形状を把握しやすく02
  • CTやルーペを使用してより根の形状を把握しやすく03

根管が清潔な状態になったら早く緊密に封鎖を行ない、土台・被せの作製に取りかかります。むし歯菌は非常に小さく容易に再感染を起こすため、できるだけ早く土台や被せを作製することで噛み合わせを回復するというだけでなく、再感染を防ぐという目的もあります。被せについては審美歯科のページもあわせてご覧ください。

当院では『できるだけ歯を残す治療』を心がけております。保険治療では適用でないMTAセメントを使用して神経や穴のあいた歯を保存する治療も行なっております。ぜひご相談ください。

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