②虫歯予防や歯周病を予防するなら歯磨きジェルがお勧め
歯磨きジェルは研磨剤や発泡剤が含まれていないため歯や歯ぐきを傷めることがないので生体に優しい歯磨き剤といえます。
発泡剤が入っていないので低刺激で辛くなくうがいも不要なものもあるので、歯磨き粉が苦手なお子様や歯ブラシを短時間で終えてしまうという方にもオススメです。また、うがいが少なくて済むのでお口の中にフッ素やその他(歯周病など)の薬用成分が残りやすく、より効果的であるといえます。
予防歯科とは、虫歯になってから治療するのではなく「痛くなる前に予防する」という考え方です。そのためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアと、自宅で行うセルフケアの両方が大切です。
セルフケアだけでは、歯垢や歯石を完全に取り除くことができません。歯科医院で、定期的にPMTCや口腔内診査などの検診を受け、虫歯や歯周病にならない健康な歯を維持していきましょう。
虫歯や歯周病を予防するには、プラークやバイオフィルムを定期的に除去する必要があります。その上でやはり効果が高いのはご自宅でのセルフケアです。最近では、歯磨き粉(ペーストタイプ)に加えて研磨剤や発泡剤の入っていないジェルタイプや歯周病や知覚過敏用、フッ素などの薬効成分が配合されているものや歯を白くするタイプなど種類が豊富になっています。
また、歯ブラシやフロス、歯間ブラシといった補助清掃器具もたくさんあり正直どれを選んでいいのかわからないという声もよくいただきます。
普段使用しているペーストタイプの歯磨き粉と歯磨きジェルの大きな違いは研磨剤と発泡剤が含まれているかどうかです。
歯磨きジェルは研磨剤や発泡剤が含まれていないため歯や歯ぐきを傷めることがないので生体に優しい歯磨き剤といえます。
発泡剤が入っていないので低刺激で辛くなくうがいも不要なものもあるので、歯磨き粉が苦手なお子様や歯ブラシを短時間で終えてしまうという方にもオススメです。また、うがいが少なくて済むのでお口の中にフッ素やその他(歯周病など)の薬用成分が残りやすく、より効果的であるといえます。
歯や歯ぐきに優しい『歯磨きジェル』にはじつは、着色の汚れが落ちにくいという欠点があります。では着色汚れを除去するには、やはり歯磨き粉(ペースト)のような研磨剤配合したものを使用するしかありませんが、過度に研磨剤で歯を磨けば磨くほど歯の表面には微細な傷が増えかえって歯を弱くしてしまい、着色もつきやすくなります。
歯にも優しく、着色も着きにくくするには、『低研磨』の歯磨き粉を使用したり、研磨剤の配合しないジェルタイプと組み合わせて使用することに加えて歯の表面にできた傷を修復し、再石灰化を促進する目的で『歯のトリートメント』を行うことです。
ご自宅での歯のトリートメントケアとしては『アパガードリナメル』を使用していただき、歯科医院では『フッ素塗布』や『プロケア用のリナメル』を使用することで研磨剤による歯の表面の傷を修復し、再石灰化を促し、汚れの付着しにくい白い歯をつくります。
歯の着色が気になる方は歯磨きジェルと粒子の細かい低研磨の歯磨き粉と組み合わせて、週に1、2回は、歯のトリートメントを行なうなど、使用方法や使用回数を工夫するのもいいかと思います。ひとりひとりのお口の状態に合った歯ブラシ、ブラッシング方法、歯磨き剤を提案します。